犬塾のススメ

COLUMN

しつけ 犬目線で問題行動を減らし、飼い主も犬も楽しい散歩に。

犬目線の散歩で、愛犬のストレスを発散させましょう。

犬と一緒に生活をしている中で、愛犬が楽しみにしている1つが「散歩」。不機嫌になっていようとも、魔法のことば「お散歩いく?」にはどんな犬でもかないません。
犬を散歩させることに、飼い主の多くは献身的になります。
できるだけ好きな様に歩かせたり、地面や草花の匂いをかがせたり、愛犬のペースで歩いたり。
「せっかくのお散歩なんだから、愛犬には思う存分ストレスを発散させてあげたい」
そう思う飼い主がほとんどです。しかし、本当にそれだけで良いのでしょうか?
今回は、犬の散歩について、飼い主だけでなく犬目線でも考えていきたいと思います。

あなたもあてはまりませんか?犬のお散歩トラブル10

愛犬の困った行動で上位を占めるのが、お散歩にまつわる行動です。
では、一体どのような行動で飼い主さんは悩んでいるのでしょうか?

・引っ張る
・他の犬に吠える
・車やバイクに吠える
・人に吠える
・拾い食いをする
・マーキング
・歩かない
・首輪を嫌がる
・はしゃぎ回る
・飛びつく

いかがですか?うちの子にもあてはまる!なんて方はいませんか。
室内と違って、対処が困ることもしばしばあるお散歩トラブル。
実は、このような行動をする原因には、思いもよらない理由があります。

散歩は犬にとって運動だけではなく、飼い主を守る使命があります。

飼い主の皆さんの多くが「犬の散歩は犬のため。」とお考えではないでしょうか?
しかし、本来犬は人の使役に使われてきた動物です。
いわば、人のために尽くすことが、犬の使命であるとも言えます。
その例として、犬は見返りを求めない動物であり、人に褒められることだけで満足感を得る動物です。
いつでも飼い主の役に立ちたい!ほとんどの犬がそう思っているはずです。
それは、外出や散歩の時も例外ではありません。

人の役に立てることこそが犬にとってのストレス発散に。
こう考えてみるのはどうでしょう?
飼い主さんと外出する。
外出時に本来の犬の使命があるとするならば、飼い主を守ることが使命です。
“飼い主の散歩”に付き添い、飼い主の傍に寄り添いながら、きちんと帰宅まで飼い主を見守る。
これは、犬にとっては最高の充実感が得れるはずです。
それは、チワワでもゴールデンレトリバーでも同じです。
初めての散歩、飼い主が愛犬に外でのふるまい方、マナーをしっかり教えてあげたときにこそ、犬が得れる最高のやりがいです。
「犬は、存在意義のため、人の役に立てる仕事がしたい動物である」というのを忘れないでください。
外出時にも、どんどん仕事を与え、どんどん褒めてあげることが、なによりのストレス発散になります。

犬の好きにさせる散歩は、問題行動を引き起こしてしまう原因になりかねません。
やることがあってこそ充実する犬にとって、散歩時に「好きにしていいよ」という言葉は、犬にとって酷なことかもしれません。
言われた犬は、なにかの「仕事」を見つけるために、地面の匂いを描いだり、自分基準の判断で敵とみなした対象物を威嚇します。
なかには、ふるまい方が分からず恐怖になり、嫌がる行動をするケースもあります。
不思議なのは、人間の子供であれば赤信号の時、渡ろうとすれば親は「赤は止まれよ!」と叱り正しくを教えます。
しかし、犬になるとただリードをグイッと引っ張るだけです。
どんな犬であろうとも、最初は何も分からない状態です。
飼い主が犬に対して、外でのふるまい方を教えてあげることが、何よりのお散歩マナーになります。

明日からでもできる!楽しく正しいお散歩の仕方

外出時に一番頼れるパートナーに育てるため、正しいお散歩の仕方を学びましょう。

はじめてのお散歩トレーニング

これから初めて外に出ることを許されたワクチン接種後の仔犬のケースから。

  1. 室内でカラー(首輪)に慣れさせる
    いきなり首輪をはめられて、しかも初めてのお散歩。自分に置き換えただけでも恐ろしくなりますね。
    まずは、慣れた環境(室内)でカラーに慣れさせるトレーニングを行いましょう。
    遊んでいるときなど、比較的夢中になる時間帯にカラーをすることで、意識が別になり気にしにくくなります。
  2. リードに慣れさせる
    カラーに慣れたら、リードも付けましょう。この場合は遊んでいる時に付けると絡まりなどの事故の元になるので、普段の生活の中でトレーニングするのが良いです。
  3. 抱っこしてお出かけする
    これは、できればワクチン接種前から行ってほしいトレーニングです。ワクチン前のお散歩制限は感染症を防ぐためのものなので、外の環境慣れは抱っこで代用することができます。車の音、バイクの音、草木の匂い、子供の声、他の犬。
    すべてが初めての犬にとっては刺激的なものばかり。
    飼い主の腕の中で安心感を与えながら、声掛けしてトレーニングしましょう。
  4. 静かな環境で歩かせる
    初めてのお散歩。いきなり玄関から歩かせるといった無茶は避けましょう。
    公園や広場など、比較的刺激の少ない場所を探して、土や草、アスファルトの感触を体感させましょう。
    匂いを嗅いだり忙しくすると思いますが、声掛けをしながら見守ります。
  5. 少しずつ、場所や散歩時間を増やす
    小型犬の成犬で、散歩時間の目安は30分。
    初めての仔犬のであれば、5分程度から慣れさせましょう。
    場所も静かなところだけでは免疫がつきませんから、徐々に騒音のあるところに連れて行くことも必要です。

環境になれてきた犬のお散歩トレーニング

ある程度外の環境になれ、本格的にあなたのパートナーとして歩くようになるには、どんなトレーニングが効果的でしょうか。

  1. ルックを身につける
    室内でアイコンタクト「ルック」を身につけさせます。ここで注意したいことは「ルック」の完成度。よく呼ばれたら顔を見るからルックは出来ているという飼い主を見かけます。
    しかし、正しいルックとは興奮した状態や外の刺激の中でも100%ルックの号令で振り向くかということです。
    見るときもあれば見ない時もある。この状態では主導権は犬にあるため、ルックとは言えません。
    拾い食いをしようとしている、他の犬に吠えようとしている、そんな瞬間にルックができれば、未然に行動を防ぐことができます。
    正しいお散歩を身につけた犬は、常に飼い主さんの行動を気にしながら、アイコンタクトを持続させます。
  2. スワレを身につける
    信号待ち、お友達との会話、急な飛び出し。犬は赤信号だから止まらなければいけないとまでは学習できません。
    ですから、その判断は飼い主が決めます。犬は飼い主を常に観察し、飼い主が止まったら自分はオスワリするというクセを付けさせます。
    これは事故の予防にも大きくつながるトレーニングなので推奨します。
  3. 脚側で歩く
    よくロングリードなどで、遠くの方で犬が歩いている光景を見かけますが、事故につながりかねないためお勧めしません。
    最近では誤飲事故や交通事故なども起きています。
    大切な愛犬の命は、隣にいてはじめて守ることができます。
    人の左側につくトレーニングを行いことで、引っ張り防止にもなります。
    よくある質問で、「さすがにこれでは不自由すぎないか?」との声があります。
    もちろんです。
    ですから、散歩の際には、お仕事する時間と自由な時間のメリハリを付けます。
    かけっこなどは、安全な広場で行なったり、排泄は車の通りなどが少ない区間とルールを作ります。
    犬はこのON&OFFでより発散することができます。
  4. 外出と帰宅の出入りは、飼い主から。
    すべてのしつけに通ずることですが、あなたの指示で物事は決めます。家から出るのも、家に入るのもリーダーであるアナタからです。些細なことでも犬はちゃんと見ています。その結果は・・・愛犬の振る舞いを見ていれば一目瞭然ですね。
  5. 環境や体調に気を配る
    犬の行動以外にも、飼い主が気を配らなければいけないことはたくさんあります。
    例えば、夏の暑い時期はアスファルトが高温になります。地面の照り返しは人の何倍もありますので、こうした時期は日中の散歩は控えましょう。
    早朝か、夕暮れ時に出かけましょう。
    また、お散歩好きの犬が外出を拒むときには、体調が優れない、ケガをしているなどの異常がないか、チェックすることが必要です。
    散歩はこうしたバロメーターにもなります。

お散歩・・・ただの運動というのは大間違いですね。
犬にとってストレスのないお散歩をするためにも、しっかりとしつけを行い、飼い主さんと犬の間に信頼関係を築きたいものです。

犬のしつけやお散歩のしつけは犬塾のトレーニングコースで学ぶことができます。

愛犬に散歩のしつけをしたい!と思っても、ルックやスワレなどのしつけを独学で行うのはとても大変ですし限界があります。
犬塾は犬と人とのよりよい社会をつくっていくためにできた飼い主さんのための塾です。
犬塾のトレーニングコースでは、ルックやスワレ、脚側などお散歩に必要なコマンドを犬のプロと一緒に学ぶことができます。
愛犬へのお散歩のしつけを飼い主さんに学んでもらい、より楽しく健康的なお散歩をしてほしいと思います。

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犬塾では下記の3つのコースから選ぶことができます。
入会金無料、道具は無料貸出しですので気軽に受講することができます。