犬塾のススメ

COLUMN

犬塾のススメ Dr.宮本の「愛犬家のための健康塾②」

イヌの健康を守るには、飼い主による日頃からのチェックやケアが欠かせません。安田獣医科医院(東京都目黒区)の獣医師・宮本三郎先生が、誰でもすぐに実践できる「衣食住」の知恵や、健康チェックポイント、季節ごとの心構えを優しく伝授します。(Dr.宮本の「愛犬家のための健康塾①」の続きです。

まず「食欲」と「排泄」をチェック

「食欲」と「排泄」、それは季節を問わず、パピー(仔犬・1歳未満)、アダルト(成犬・1~8歳くらい)、シニア(老犬・7~8歳以上)と生涯を通じてもっとも重要なことです。この2点を基本として、愛犬の健康管理に取り組みます。それぞれどんな点に気をつけるべきかをお伝えします。

「食欲」について

「食べる勢い」はいつもと変わりないでしょうか?
フードを与えた後、ふと気が付くといつの間にか食べ終わっているというケースは多いのではないでしょうか。
そうした場合、実は徐々に食べが悪くなっていることを見逃しがちです。
食べている途中の様子「食べる勢い」を注意して見てあげてください。

仔犬の食事

仔犬の食事

「食欲」の状態を見極めるもう一つのポイントは、「欲しがり方」です。
パピーの頃は遊びながら食べるケースも多いですが、アダルトになるとその子なりの「食べ方」が確立されます。
毎食の決まった時間に用意し始めると、いつもの場所で待つ子。
容器にフードを入れる音が聞こえると元気にやってくる子。
待ちきれずに容器に入れるそばから食べ始める子……。
そうしたいつもの食事スタイルに変化が出た時は、注意が必要です。

成犬の食事

成犬の食事

まったく食べなくなる前に、その変化を捉えてあげてください。
「食欲」の変化は、なんらかの異常や病気の兆候を早期に見つけるためのポイントです。

老犬の食事

老犬の食事

「排泄」について

特にウンチは腸内環境の良し悪しを測るバロメーターです。

一般的に、ウンチはつまんだ時に地面に残らない程度の硬さが良いとされます。
取り上げた時に地面に残る場合は、軟便の可能性が高いので注意が必要です。
個体によっては硬め、軟らかめが普通のこともあるので、食欲同様、いつもと比べての変化が重要です。

さらに色を見ます。
ウンチの茶色は胆汁に含まれる色素や腸内細菌の影響によるものです。
ウンチの色が薄い場合や白っぽい場合、消化酵素の働きなどが弱まっている可能性があります。
ただし、食べるフードによってもウンチの色は違ってくるので、メーカーや銘柄を変えた時にも色は変化します。

不安があれば、一度、便検査とともに健診を受けておくことをおすすめします。

排泄

Profile

安田獣医科医院 副院長 宮本 三郎 氏

麻布大学出身

目黒区自由が丘にある安田獣医科医院の勤務獣医師として、日々多くの患者さんの診療にあたっている。

一般診療プラスαを心がけた姿勢には、患者さんの信頼も厚い。
診療の傍ら、[わんちゃんも楽しめる焼肉店うしすけ]HPで獣医師コラムを執筆したり、休日にはトリミングスクールで獣医学などの講義を受け持つなど、活躍の場は広い。
趣味はペットショップ巡りと一人旅。

宮本三郎獣医師

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