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愛犬へ安全にバリカンをかけるための”正しい”クリッパーの使い方講座

愛犬へ安全にバリカンをかけるための”正しい”クリッパーの使い方講座

気温も温かくなり、日中は汗ばむ陽気もチラホラと出てきましたね。日差しも強くなり、夏を感じさせる今日このごろ、ふと傍らにいるモコモコの愛犬を見てると、なんだか暑そう・・・。いっその事、スッキリサッパリさせてあげたい!という飼い主さんも多いと思います。
トリミングサロンでもこの時期、そんな飼い主さんからのオーダーで涼し気にカットされた犬たちの姿をよく見かけます。
そこで重宝されるトリミング道具が「クリッパー(電動バリカン)」です。
最近では、大手電機メーカーが一般家庭用のペット用バリカンを発売するなど、飼い主さんによるトリミングを対象とした商品も増えてきました。しかし、実はこのクリッパー。細心の注意を払っておかないと、大変な怪我に繋がることはご存知ですか?
前回大好評だった「愛犬をカットするその前に!正しいトリミングシザーの使い方を学ぼう」に続き今回は、安全なクリッパーの使い方をご説明します。

・クリッパーって実はとても危険な道具?

・クリッパーにできること、できないこと

・正しいクリッパーの持ち方

・ケガをさせやすいポイントとは?

・安全なクリッパーの使い方を動画でチェック!!

・クリッパーの使い方は完璧!?次は愛犬のカットに挑戦!

クリッパーって実はとても危険な道具?

たくさんの毛を一気に刈ることができる電動バリカン「クリッパー」。
最近では人間の美容機器も普及し、お子さんの髪や男性など、自分で散髪される方も多いので、愛犬でも同じように気軽にバリカンをかけるという飼い主さんは少なくないようです。
しかし、人間用とは異なり、意外にもペット用バリカンには危険がいっぱいなんです。トリマーを目指すトリミングスクールでも、トリミングの授業で行われるクリッピング(クリッパーで毛を刈る作業のこと)時には、細心の注意を払いながら作業が進められます。
実は、手加減しやすいトリミングシザーに比べ、電動のバリカンは咄嗟の判断が遅れたり、電動の音が犬にとって不快に感じさせるなど、「嫌がる」要素が多いのが事実です。こうした悪条件のもと作業をするわけですから、十分な練習が必要といえます。

手動の犬用バリカン

初期のトリマーが愛用していた手動のバリカン(写真右)

クリッパーにできること、できないこと

それでは、クリッパーはどんな時に使用されるのでしょう?同じく毛を切るトリミングシザーと違い、次のようなメリットとデメリットがあるようです。

クリッパーのメリット

・トリミングシザーほどの高度な技術を要さない

・たくさんの量の毛を短時間に短くすることができる

・替刃の使い分けにより、数ミリ単位まで毛を短くすることができる

・替刃の使い分けにより、簡単に同じ長さの毛を揃えることができる

クリッパーのデメリット

・形を作るなど、細かな作業には向いていない

・モーターのパワーで大きな怪我に繋がることがある

・刈りすぎ、虎刈りなど一歩間違えると収拾がつかなくなる

・顔などの部位によっては使用を控えたほうがよい場合もある

・・・などです。
もちろん、プロのトリマーさんであれば、これらを技術でカバーしますので、問題はありません。
しかし、一般的にはこれらを目安に判断したほうが良いかもしれません。

正しいクリッパーの持ち方

それでは、実際にクリッパーの使用方法をご説明します。クリッパーには様々なメーカーや種類が存在しますが、今回はトリマーが愛用する一般的なクリッパーを使用します。

STEP1

クリッパーの使い方①

人差し指と親指で本体を持ち、残りの3本で本体底を支えます。
(今回は右利きでの使い方を紹介します。)

STEP2

クリッパーの使い方②

咄嗟に反応ができるよう、スイッチには指をかけておきます。
(今回のクリッパーでは親指をかけます。)

STEP3

クリッパーの使い方③

進行方向が手前で刈る際は、手の平に乗せるような持ち方にします。
(この時もスイッチに指をかけておきます)

STEP4

クリッパーの使い方④

皮膚に対して平行になるようにクリッパーの刃を乗せます。
(横から見ると角度が分かりやすくなります。)

POINT1

クリッパーの使い方⑤

角度をつけ過ぎるとケガをさせる恐れがあります。

POINT2

クリッパーの使い方⑥

刃先を浮かせすぎると、空振りして毛は刈れません。

ケガをさせやすいポイントとは?

部位によっては、クリッパーはとても危険な道具になります。クリッパーの刃は替刃のミリ数に合わせて刃の間隔が異なります。
間隔が大きい(ミリ数が多い)刃はそれだけ、多くの物が刃の間に挟まるので危険性も高いといえます。

ミリ数の少ない替刃

刃と刃の間に挟まる毛が刈られる構造

ミリ数の大きい替刃

ミリ数が大きいと刃と刃の間も広くなり危険

続いては、安全に行うために気をつけたい部位や使用方法を紹介します。

・脇の下
脇の下には皮膚の弛みがあります。ここは特にケガをさせやすい箇所なので、クリッピングは行いません。

・ひばら(後ろ足の付け根)
ひばらには皮膚の弛みがあります。ここは特にケガをさせやすい箇所なので、クリッピングは行いません。

・喉
喉には皮膚の弛みがあります。頭部を上に持ち上げるなどし、しっかりと皮膚を張ってからクリッピングします。

・耳
耳の付け根にはたくさんの毛があるため、耳の付け根に気づかず誤ってクリッパーが触れてしまう危険があります。

安全なクリッパーの使い方を動画でチェック!!

クリッパーの使い方は完璧!?次は愛犬のカットに挑戦!

いかがでしたか?
クリッパーの種類によっては安全性が高いものもあります。とても切れ味の良いクリッパーはケガをさせやすいという特徴があります。また、カットスタイルによっても使い方は様々です。
まずは、プロの指導のもと一通りの使い方を学ぶことが大切です。ほんの一瞬の気の緩みが、大切な愛犬を傷つけてしまわないように、正しい方法をマスターしてみてください。
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2016年5月17日