わんちゃんの困った行動にもちゃんと理由がある?!

まずは、やってみよう!

Let’s try!

わんちゃんと飼い主さんの”やってみよう!”を応援します。

【知っておこう!】

わんちゃんの困った行動にもちゃんと理由がある?!

それって、本当に “ざんねん” なこと?

【疑問】わんちゃんが「吼える」のはなんでだろう?

ズバリ、犬は「吠える」動物です。

ごはんやおやつなど、何かを要求しているときや甘えているとき、飼い主の姿が見えなくて

不安に思っているとき(分離不安など)、大きな音などに恐怖を感じていたり、見知らぬ人

が現れるなどの異変を知らせるときに犬は吠えます。犬は言葉を使うことができないので、

吠えてなにかを訴えているんですね。

【疑問】わんちゃんが「噛む(咬む)」のはなんでだろう?

犬の行動の7〜8割は本能的なもの、残りの2〜3割が学習によるものといわれています。犬がものを「噛む(咬む)」行為は本能的なもの。体に触れられるのを嫌がるなどの意思表示や、身に危険が迫っていると感じたときなどに犬は咬みます。また、おもちゃなど、目の前にあるものがどのようなものかを確認するために噛むこともあります。子犬の頃の「甘噛み」を放置してしまうと「本気咬み」に進展してしまうこともありますよ。

【疑問】わんちゃんがお散歩のときに「引っ張る」のはなんでだろう?

わんちゃんがお散歩のときにリードをグイグイ引っ張るのは、強い好奇心の表れ。「あっち

に行きたい!」、「早く行きたい!」という意思表示なんですね。また、わんちゃんが引っ

張るから飼い主さんも負けじと引っ張る。このように、綱引きをしているような状態が引っ

張る行為を助長しているともいえます。わんちゃんが「引っ張れば前に進む」ということを

学習してしまっているんですね。

【疑問】わんちゃんが「飛びつく」のはなんでだろう?

飼い主さんとの遊びが嬉しくてついつい興奮してしまってり、「かまって!」といった要求や、飼い主さんが長時間留守にしていて寂しかったときなどに「抱っこして!」と飛びついてきたりします。また、自分が飼い主さんよりも上位だと思っている場合にも犬は飛びつくことがあります。そのほか、飼い主さんの服に美味しそうな「ニオイ」がついていると、食べ物を持っていると思って飛びついてしまうこともありますよ。

コミュニケーションがわんちゃんとの「Good!」な関係の第一歩

飼い主さんとわんちゃんの関係を、仲のよい「親子」や「先輩後輩」のような「Good!」な関係にしておくことがなによりも大切なこと。理想的な関係がしっかり成り立っていないと、しつけやトレーニングの結果が一時的なものになってしまうかも…。

わんちゃんとの「Good!」な関係をつくるためには、まず、飼い主さんのほうが上位であるということをわんちゃんにしっかり学習してもらう必要があります。そのために重要なのがわんちゃんとの適切なコミュニケーション。

わんちゃんと接するときは「平常心」を保って、冷静に落ち着いた気持ちで接することが大切ですよ。話しかけたり指示を出すときは少しだけ低めでハッキリとした発声を心がけましょう。ほめるときは逆に高めの声で、思いっきりほめてあげてくださいね。

まずはわんちゃんに注目してもらおう!

まずは、わんちゃんの意識を飼い主さんに向けてもらうことから始めましょう。ここでご紹介するのは、わんちゃんの意識を飼い主さんの「手」に向けるための方法です。

始めに、指の間におやつなどをはさんで、「Look」といいながら手のひらをわんちゃんに向けてみましょう。飼い主さんの指示でわんちゃんが手に注目してくれたらGood!

次に、少しだけ手をわんちゃんの鼻に近づけてみましょう。食べ物のニオイにつられて手に鼻を押しつけてきたらごほうびをあげてください。もちろん、しっかりほめてあげることも忘れないでくださいね。

しっかりとコミュニケーションをとることが「Good!」な関係への第一歩。遊び感覚で楽しみながら行うようにしてくださいね。飼い主さんの指示に従うと「いいこと」や「楽しいこと」がある、ということをわんちゃんに学習してもらいましょう。

これを繰り返し行うことで、ごほうびがなくても「Look」というコマンドだけでわんちゃんが飼い主さんの手に意識を向けてくれるようになりますよ。

ぜひマスターして、しつけのさまざまなシーンで役立ててくださいね!

知っておくと便利なしつけの基本

わんちゃんとのコミュニケーションやしつけのために知っておくと役に立つのが「オペラント条件づけ」。

犬の学習には「こうするとこうなる」といった基本的な学習パターンがあり、わんちゃんとのコミュニケーションやしつけをするうえでとても便利な法則なんですよ。

「手に注目したらほめられた!」や「手に鼻をつけたらごほうびがもらえた!」というのは①のパターン。わんちゃんが「自分から行動したら “いいこと” が起きた」ということを学習すると、積極的にその行動を起こすようになります。

コミュニケーションの第一歩としては「パターン①」がオススメです。実際にしつけをするときは、「パターン①」と「パターン③」をうまく使い分けるのがベター。オペラント条件づけは、人間のスキルトレーニングや教育にも利用されているんですよ

【ちょっと面白犬話】「洋犬はカメ!? しつけコマンドのとんだ勘違い」

江戸末期、横浜が開港されて多くの外国人が日本にやってきた時代のお話。

多くの外国人が見たこともないような犬を連れて街を歩いている姿は、その頃の日本人にはさぞかし珍しい光景だったでしょう。彼らが、愛犬に向かって盛んに呼びかけていた言葉が

呼び戻しコマンドの「Come here!」。

英語がわからない当時の日本人が「ありゃきっと犬の名前に違いない」と思ったのはいた仕方ないこと。そして、「カムヒア」が「カメや」となり、いつしか外国人が連れている犬はみな「カメ」という名前だと勘違いして、洋犬のことをカメと呼ぶようになってしまったそうです。もしも、外国人が日本語コマンドの「来い!」で愛犬を呼んでいたら、洋犬は「亀」ではなく「鯉」になっていたのかも…。

次号予告

【歩いてみよう!】

リーダーウォークをマスターして、お散歩に出かけよう!