まずは、やってみよう!

Let’s try!

【作ってみよう!】

換毛期に多いわんちゃんの抜け毛を使ってアートしよう!

ブサカワだっていいじゃない!

世界にひとつだけの手作り人形を作っちゃおう!

今回は、わんちゃんの抜け毛を使った人形作りをご紹介します。
今までは何かと邪魔者扱いされていたわんちゃんの抜け毛。でも、抜け毛を使ってわんちゃんの人形が作れちゃうんです!
最初からわんちゃんにそっくりの人形が作れるとは限らないけれど、とにかくチクチク、ひたすらチクチク。なんとなく似ていれば上出来。まずはチャレンジしてみましょう!

左側の黒っぽいかたまりが抜け毛、右側が羊毛フェルトです。中央が作業用マットとフェルティングニードル(レギュラー、極細)。レギュラータイプのニードルをメインに、細かいところは極細タイプで。2種類のニードルをうまく使い分けましょう。

Step 1 必要なものを用意しよう!

人形作りに必要なものはいたってシンプル。わんちゃんの抜け毛とフェルティングニードル、作業用マットだけでOK。ニードルとマットは手芸店などで購入することができます。セットになったものもあるので便利ですよ。

今回は、ビギナーでも比較的簡単に作ることができるように、芯になる部分や鼻や舌など、色のついたパーツには羊毛を使用しました。

Step 2 ニードルの使い方を覚えて正しくチクチクしよう!

フェルティングニードルは、「まっすぐに刺し入れて、まっすぐに抜く」のが基本。無理な力が加わると意外にあっさり折れてしまいます。曲がったニードルも折れやすいので、一度曲がってしまったら新しいニードルと交換しましょう。

また、ニードルの先端は非常に鋭く、指などを刺してしまうこともあるので、扱いには十分注意しましょう。

Step 3 胴体を作ろう!

適量の羊毛を軽くまとめてニードルでチクチクしながら形を整えていきます。羊毛を足しながら、少しずつ大きくしていきますが、抜け毛を使って仕上げることを考慮して、少し小さめにしておきます。チクチクしすぎると固くなってしまい、ニードルも折れやすくなるので、フワフワ感を残しておくほうがよいかもしれません。

Step 4 頭のカタチをつくろう!

胴体同様、こちらも適量の羊毛を軽くまとめてニードルでチクチク。羊毛を足しながら、少しずつ丸みを帯びた形に整えていきましょう。頭を少しだけ大きくしたほうが仕上がったときにかわいく見えますよ。マズル(鼻口部)の長いわんちゃんを作る場合は、マズル(鼻口部)部分を別に作っておきましょう。

Step 5 耳、しっぽ、手足を作ろう!

胴体と頭の芯になる部分ができたら、耳やしっぽ、手足といった各パーツを作りましょう。耳や手足は同じ形のものを2つ作らなければいけないのですが、これがなかなか難しい…。耳を作る際は、あらかじめ厚紙などで型紙を作っておくという方法もあります。各パーツのジョイント部分はチクチクせず、フワフワのままにしておきましょう。

Step 6 わんちゃんの抜け毛で芯を包もう!

パーツが揃ったら、わんちゃんの抜け毛でそれぞれを包みましょう。毛の長さが短いと毛と毛が絡みづらいので、長めの毛を使ったほうがやりやすいですよ。胴体と頭は、いったん全部を抜け毛で包んで、毛色の異なる部分はあとで作るとよいでしょう。

Step 7 手足としっぽを胴体に、耳を頭にジョイントしよう!

各パーツのジョイント部分のフワフワしたところをチクチクしてジョイントしていきましょう。毛と毛が絡んで、意外にすんなりとジョイントすることができますよ。つなぎ目には抜け毛や羊毛を足して自然な形に仕上げましょう。

さぁ、だんだんと犬らしく(?)なってきましたよ。

Step 8 目を入れて顔を仕上げよう!

黒い羊毛で鼻を作ったら、いよいよ目を入れます。目の位置で顔の表情が大きく変わってくるので、目の位置は慎重に検討してくださいね。マズル(鼻口部)周りの形を仕上げたら目を入れましょう。舌をつける場合は、この段階でジョイントしましょう。

※目となるパーツや目を入れるための穴を開ける「目打ち」は、手芸店で購入することができます。

Step 9 頭と胴体をジョイントしたらできあがり!

いよいよ最終段階。頭と胴体をジョイントして、クビ周りを整えたらできあがり!

どうですか? 初めてなのに犬らしく仕上がったでしょう。(汗)

他のスタッフにも「似てないかもしれないけど、なんだかカワイイ!」と好評価。実は、この人形のモデルとなったわんちゃんがいるのですが、どんな子かはナイショ。

たとえブサカワでも、世界にたったひとつだけのわんちゃん人形。皆さんもぜひチャレンジしてくださいね!

抜け毛がムダにならないから、ブラッシングがもっと楽しくなる!

ブラッシングのたびにごっそり取れるペットの抜け毛。今までは抜け毛のかたまりを見るたびにちょっと憂鬱な気分になっていたかもしれませんが、人形やアクセサリー作りに抜け毛を使えば、日々のブラッシングがもっと楽しくなるはず。ブラッシングの基本をマスターして、抜け毛をどんどん活用しましょう!

毛の流れに沿ってブラシを動かすのがブラッシングの基本。

スリッカーブラシやコームは、皮膚と平行になるようにしましょう。

角度をつけてしまうとわんちゃんが痛がることもあるのでNG。

換毛期のことを知っておこう!

春や秋になると犬や猫などの毛が大量に抜け落ちることがありますが、この時期を「換毛期」と呼びます。体温を調節するために、夏に入る前には夏毛、冬に入る前には冬毛に生え替わります。人間の衣替えのようなものですね。綿毛のようなアンダーコート(下毛)と太くて硬いオーバーコート(上毛)の二重構造になった「ダブルコート」のわんちゃんには春と秋に顕著な換毛期があります。

ダブルコートの犬種としては、ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバー、柴犬などがよく知られています。

ブラッシングの基本を覚えておこう!

ブラッシングは、毛の流れに沿ってやさしくなでるようにするのが基本。力ずくでゴシゴシやってしまうとわんちゃんがブラッシング嫌いになってしまうかもしれません。毛のもつれや毛玉があったときは、無理に引っ張ったりせず、根本をブラシやコームで丁寧にといてくださいね。

ブラッシングは、毛のもつれや毛玉だけでなく皮膚病の予防にも役立ちます。また、わんちゃんとの大切なコミュニケーションにもなるので、できれば毎日行うようにしましょう。慣れないうちは無理なく少しずつ行うようにしましょう。

わんちゃんの毛質に合わせたブラシを使おう!

わんちゃんの毛質に合わせたブラシを使うことで、被毛へのダメージを抑えることもできます。プードルやビションフリーぜ、シュナウザーなど、クルクルとした毛質のわんちゃんにはスリッカーブラシ、マルチーズやシーズーのような毛の長いフルコートの犬種や、ストレートや細い毛質のわんちゃんにはピンブラシが向いています。フレンチブルドッグやイタリアングレーハウンドのようにスムースな毛質のわんちゃんには獣毛ブラシを使うとよいでしょう。コームは毛のもつれの確認や除去に有効です。スリッカーブラシやピンブラシと併用してもよいでしょう。

集めた抜け毛を上手に洗おう!

衛生的にもペットの抜け毛は洗ってから使いたいもの。抜け毛に付着したゴミやフケなどをきれいに洗い流すようにしましょう。

①洗濯用のネットなどに抜け毛を入れましょう。
②洗剤は普通の洗濯用洗剤でもOK。やさしく手で押すような感じで洗います。洗濯機を使うと毛が絡まってフェルト化してしまうので、必ず手で洗ってくださいね。
③汚れが取れたら水で泡をよく洗い流しましょう。
④泡を取り除いたら、全体をやさしく押して軽く水分を取りましょう。
⑤乾燥は必ず自然乾燥。新聞紙などの上に抜け毛を広げて、その上にさらに新聞紙などを乗せて乾かしてください。

<撮影後記>

今回、撮影に協力してくれたスタッフのひとりが人形作りにすっかりハマッてしまい、撮影終了後もひたすらチクチク。初めてなのに、チクチクする姿がけっこうサマになっていたのでオドロキです。きっと、家では愛犬の抜け毛を使って人形作りを続けているはずですよ。(笑)

もしかしたら、皆さんも抜け毛を使った人形作りに夢中になってしまうかもしれませんよ。だって、時間も悩みも忘れてひたすらチクチクするのって、楽しいことだから。

次号予告

【暮らしに活かそう!】

ペットとの暮らしは子どもの成長にプラスになる!?

子どもにやさしい犬種を犬塾がチョイス。ペットと一緒に暮らすことによってもたらされる子どもへの影響を考えます。また、子どもの健康面や衛生面、ペットへの基本的なしつけなど、赤ちゃんや子どもがペットと一緒に暮らすうえで気をつけたいことなどをご紹介します。お子さんのいるご家庭ですでにペットを飼っている人も、飼おうかどうか迷っている人も、ぜひ見てくださいね!